Q&A
1.なぜ野外での活動が中心なのですか?
自然は、草、花、虫、魚、木の葉、木の実、鳥、時には水たまりや霜柱など様々な発見に満ちています。これらのものは、毎日同じということはなく、日々変化していくので飽きる事がありません。
たくさんの発見の中で、子どもたちは観察力や好奇心、自主性を高めていきます。
また、整備された園庭ではなく、でこぼこやぬかるみがある不安定な場所で遊び、雨や雪の日も外へ出かけていくことで、体力が向上し、様々な状況に臨機応変に対応できるようになっていきます。
そして、子どもたちは自然の中にいることで心も体も解き放たれリラックスでき、その子らしさを発揮することができます。
もちろん野外で活動することで危険や事故のリスクが増えますが、遊びを通して危険に対する判断力や、危険との付き合い方を子どもたちに身につけてもらいたいと考えています。
2.雨や雪の日はどんな活動をしますか?
子どもたちの安全を第一に考え、活動内容を決定することが大前提ですが、危険と判断されない限り、子どもたちの希望があれば外へ出かけていきます。
外には、雨や雪の日にしか見られない景色が広がっており、子どもたちは目をキラキラさせます。
もちろん室内遊びも子どもたちが工夫して遊べる遊具や様々な絵本などを用意し、充実させていきます。
3.自主保育とは?
ただ単に「子どもを預ける/預かる」という関係ではなく、子どもたちがのびのび育つ場をともに創り上げていくのが自主保育です。
具体的には、保護者が交代で保育に入り、運営のための作業を分担して行います。
時には、拠点の整備や子どもたちの遊具を父ちゃん母ちゃんで作ることもあります。
また、自主保育で関わることで、子どもたちの成長を間近に感じることができ、ともに子育てをする仲間ができていきます。
4.文字や数字は教えてなくてもよいのですか?
いわゆる"お勉強"は、興味や必要性を子どもたちが感じることができれば自然と身に付いていくと考えます。
「こめらっこ」では、様々なことに興味ややる気を持って取り組める「根っこづくり」を大切にしているので、まずは、文字や数字は「役に立つもの」、「おもしろいもの」、「楽しいもの」であると子どもたちが日々の生活の中で実感できるようにしていきます。
(例えば、毎日の絵本の読み聞かせで言葉や文字に親しみを持たせたり、活動の中で花や虫の数を数えてみたり、日々の活動に散りばめていきます。)
5.野外での活動ばかりだと小学校で座っていられないのでは?
そもそも幼児は長い間じっとしていることが苦手です。
しかし、遊びの中で「鬼に捕まらないようにじっとしていよう」「木から落ちないようにゆっくり動こう」と自らの意思でじっと我慢することを覚え、集中力をつけていきます。
「こめらっこ」では、思いっきり遊ぶときと座って集中するとき(食事やはじまりの会等)のメリハリをつけ、「誰か(大人)に言われて、怒られるからじっと座っている」のではなく、「授業中だから、先生が話しているから、今はちゃんと座って話を聴こう」と自ら感じ取って行動できる姿勢を育てていきます。